C.E〜C次元・Entertainment〜

全てはC次元の世界へ

【やってみる】もし、村上春樹がカブキラウンジでの脇田もなりのイベントに参加してレポを書いたら〜カブキ・ラウンジ・ダーク〜

<<PM 20:00>>

 

目にしているのは、歌舞伎町の街の姿だ。

 

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私たちはその光景を上空から見ている。

金曜日の夜の歌舞伎町はひどく人に溢れている。

ネオンがギラギラと光り、歩くのも一苦労である。

居酒屋の呼び込みやら、出勤前のキャバ嬢やら、出会い系

カフェから出てくる男女やら、外国人観光客やら。

あらゆる人が夜の歌舞伎町を歩き、夜の歌舞伎町へ消えてゆく。

 

私たちは【カブキラウンジ】の店内にいる。

 

ビルの5階にあるそのバー・イベント・スペースは

既に人に溢れ、会社帰りのサラリーマンや自営業らしいラフな

格好の男性などが笑い合い話をしている。

 

バー・カウンターにいる一人の男性に私たちは

視点を向ける。黒のボタン・ジャケットに黒のTシャツ、

オリーブ・グリーンのチノ・パンツに白のテニス・シューズ

という格好だ。足下には、黒のリュック・サックが置かれている。

 

その男性はモヒートのグラスを手にしながら、スマート・フォンをいじっている。

 

スマホをポケットにしまうと、そのモヒートの葉の形を

様々な角度から点検したりしている。

 

「もなりちゃん、21時すぎみたいですね」

 

バー・カウンターにいるショート・カットの女性が彼に声をかける。

黒のTシャツにブルージーンズという格好の彼女は客からの注文や

入り口から入ってきた客の対応に追われている。

 

「そうみたいだね、僕もツイートを見て知ったよ」

 

彼はそう言うと、モヒートをまた一口飲んだ。

 

<<PM 20:45>>

 

店内ではDJがシティ・ポップAORといった

ジャンルを流し続けている。

 

僕はツイッターで、もなりがカブキラウンジに到着するまで

いくぶんかの時間がかかる事を知った。

 

モヒートを飲み終わると、バーの中にいる彼女に

サイド・カーを注文した。

 

サイド・カーのグラスを持つと、テラス席に出て

夜の歌舞伎町を上から見下ろした。

 

あらゆる欲望が渦巻くその光景を見ながら、僕は

もなりが無事に到着出来るかを考えていた。

 

<<PM 21:15>>

 

店内はほぼ身動きが出来ないほどの人の数になっていた。

 

DJはレコードをかけ続け、今、かけているレコードのジャケットを

CDJの前に立てかける作業をしていた。

 

随分と骨の折れる事をしているなと僕は見ながらひどく感心していた。

 

エスペシアの曲が流れるとブース前にいるファンは湧いていた。

 

僕はマイク・スタンドを見つめながら、もなりの到着をただ待っていた。

 

<<PM 21:30>>

 

人をかきわけながら、一人の少女が歩いてきた。

もなりだった。

 

前に会った時より、いささか髪が伸びた気がしたが

その笑顔は世界を変えてしまうほどの美しさだった。

 

もなりはマイク・スタンド前に立つと

「凄い人。まるでウッド・ストック・フェスティバルみたいね」

と言い、1曲目のトラックがスピーカーから流れ始める。

 

もなりのライブが始まった。

 

<<PM 22:00>>

 

もなりはレコードになってない曲も含め、歌い続ける。

 

中盤にはシティポップの名曲でもある

「IN THE CITY」を披露した。

 

リリック・スピーカーと呼ばれる機材を使い

もなりの後ろのスクリーンにはIN THE CITYの歌詞が映し出されていた。

 

もなりのパフォーマンスは前よりも格段に良くなっており、

僕はひどく感心しながら、そのサウンドに身体を委ねていた。

 

「時間が過ぎるのなんてあっという間ね。まるで、遠距離恋愛

している2人が久々にデートをしているみたいに。次が最後の曲よ」

 

もなりがそう言うと、フロアは一斉に時間をもっと伸ばそうと

声を上げた。まるで、学生運動に身を投じるみたいに。

 

もなりは微笑みながら、

最後のBoy Friend-Extended mix-を歌い始めた。

 

もなりとフロアはコール・アンド・レスポンスを

し合いながら、そのかげかえのない時間を共有し合った。

 

曲を歌い終えるともなりはスタンディング・オベーション

拍手を送られながら、物販のブースへ移動して行った。

 

<<PM 22:30>>

 

僕はカブキ・ラウンジを出るとエレベーター

に乗り、1階まで降りた。

 

もなりはこの後、夜中に別イベントに出演するという事で

僕は参加を迷ったが、また改めてもなりに会いに来る事を

決め、会場を後にした。

 

23時近いというのに、相変わらず歌舞伎町は

人で溢れ返っていた。

 

スーツ・ケースを引きずりながら歩く女の子たち。

ギャル2人組をナンパする男達。

 

そんな人混みをかき分けながら、僕はリュック・サックを

背負い直し、行きつけのラーメン屋でもある「神座」に向かった。

 

もなりの笑顔を思い浮かべながら。

 

WAKITA MONARI in Shinjuku Kabuki Lounge

 

1.LED 

2.Est Est Est

3.赤いスカート

4.IN THE CITY

5.あのね、、、

6.Boy Friend-Extended mix-

 

村上春樹風なのでMC内容など実際と異なります。ご了承ください。

 

www.monariwakita.com