C.E〜C次元・Entertainment〜

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【やってみる】もし、村上春樹がドルヲタでキャラメル☆リボンの両国ラスト・ワンマンのレポを書いたら

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<どうして「サヨナラ」なんて言うの? 僕達はまだ出会ったばかりなのに>

 

I don't know why you say goodbye,I say hello

 

ビートルズの「Hello,Goodbye」にi Phoneの選曲

がさしかかった頃、僕は両国駅に降り立った。

 

ひどく偶然にも、その歌詞と僕の心はリンクし、混乱した。

 

徒歩2分足らずで両国サンライズに到着し、いささか

早く着きすぎてしまい、やれやれ、開演までどうすればいいものか

と思う。

 

熱いブラック・コーヒーが飲める喫茶店も、軽く小腹を満たせる

マッシュルーム・オムレツが食べれそうなレストランも

周りにはなさそうだった。

 

僕はただ、会場近辺をまるで霧に包まれ

行く先の分からない幽霊船の様にウロウロしていた。

 

「良かったら、書きませんか?」

 

僕はキャラメラー(キャラメル☆リボンのファンの名称との事だ)

の男性(多分、40代前半ぐらいだったと思う)に声を掛けられ、

メンバーへの寄せ書きを書く事にした。

 

開演までの時間を待つにはとても有意義な過ごし方だと思った。

 

僕はブルー・インクのマジックを持ち

(僕は深田聖奈を推している)しばらく、考えた。

 

__彼女達に何を伝えれば良いのか。

僕自身まだ心の整理が付いていなかったからだ。

 

まるで締め切り前日になっても一文字も書けずワード・プロセッサー

の前に座り、絶望している小説家の様な気持ちだった。

(僕はそういう事態に直面した事はない)

 

確か、あの日、キャラメル☆リボンの全員卒業が発表された日。

 

僕はスパゲティーを茹でながら、ビル・エヴァンス

「ワルツ・フォー・デビー」を聴いていた。

 

何気なく、スマート・フォンでTwitterを開くと、

そこでその事実を知り、ひどく混乱した。

 

スパゲティーの茹で方が若干柔らかくなってしまった

事がそれを証明していた。(いつもは必ずアルデンテだ)

 

スピーカーが奏でる軽快なピアノ演奏とドラム・テクニックとは裏腹に

まもなく地球が滅亡しますと国家に言われた様な気分だった。

 

ブルー・インクを持ったままそんな事を思い返していたが、

何とか思いを振り絞って書いた。

 

「__10年後に会おう」

 

それは、前日に公式が発表した事だったが、

10年後に復活ライブを行うというのだ。

 

果たして10年後に自分が生きているか、も、分からないが、

僕はそう書くしか方法がなかった。

 

ライブ・ハウスがオープンし、僕は会場へ入ると

メンバーの上野天音、深田聖奈が記念品を配っていた。

 

メンバーの写真がプリントされたファイルだった。

 

吉仲葵は物販でチェキ撮影の受付の仕事をしていた。

 

ライブ・パフォーマンスの前にそれぞれがもう

仕事をしており、僕はひどく感心してしまった。

 

バー・コーナーで

「今日は、ハート・ランドが飲みたい気分なんだ」と

バーテンダーに伝え、栓を抜いてもらい即飲んだ。

 

それは自分の心を落ち着かせる意味合いもあったかもしれない。

 

開演直前に友人と落ち合い(彼もハート・ランドを頼んでいた)

キャラメル☆リボンについて、しばらく語った。

 

そう言えば、「悪くないアイドル・グループが大阪にいるんだよ」

と僕に教えてくれたのも彼だった。

 

AM11:30を過ぎた頃、ライブが始まった。

 

1曲目は「なにわ食いしんぼ横丁」だった。

華やかなブラスとストリングスの音がライブ・ハウス全体を包んだ。

 

僕はまるで、NYのビレッジ・ヴァンガードにいる様な感覚を味わっていた。

(NYに住んでいた頃は毎日の様に通っていた)

 

その後も、名曲の数々が披露された。

MCではこの9年間の思い出も語られた。

 

それを聴きながら、僕は彼女達と出会ってからの

3年間を回想していた。

 

タワーレコードインストア、HMVインストア、

新星堂でのゲリラインストア__

 

語り出したら、4時間はノン・ストップで

話してしまうだろう。

 

ハート・ランドがなくなりかけたラストのMCでは

これから女優を目指す吉仲葵

 

「OLになるくらいなら死んだ方がマシよ!毎朝、満員電車に

乗って、ハゲた頭の上司にヘコヘコして、疲れ切って家に帰ってくる

なんて、ウンザリなの!ワタシはそんな思いで女優を目指している

わけじゃないわ、分かるかしら?」

 

と言っており、僕は感動のあまり、ハート・ランドの瓶を

ライブ・ハウスのコンクリートの床に落としてしまいそうになった。

 

ラストのALL NEW FEELIN'は会場全体がサイリウム

彩られ、それはまるで彼女達へのエールにも見えた。

 

終演後の物販はキャラメラーがそれぞれの思いをメンバーへ

伝えようとしていた。

 

僕はメンバーそれぞれの笑顔を心に焼き付け会場を出た。

 

あれからもう1週間になる。

大阪ではそろそろ、キャラメル☆リボンのラスト・ライブが始まる。

 

残念ながら、自家用ジェットで今から向かう事も出来ない。

ただ、僕は祈るしかない。「成功します様に」と。

 

キャラメル☆リボンというアイドル・グループとは

なんだったのか?

 

それは今でも正解が出ないし、もしかしたら、

永遠に出ないかもしれない。

 

しかし、彼女達と出会えた事、時間を共有出来た事、

それはかけがえのない事だったのは事実だろう。

 

 今、改めてメンバーへ言おう。

「10年後に会おう」と。

 

ありがとう。

 

※これは村上春樹風レポなので、MC内容などは実際と異なります。

 

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