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【行ってみる】野田地図<表に出ろいっ!〜One Green Bottle〜>プレビュー公演〜本公演を観て(ネタバレあり)

10月末〜11月中旬まで池袋にある

東京芸術劇場シアター・イーストでは野田地図番外編

【表に出ろいっ!-One Green Bottle-】が上演された。

 

野田地図に関しては以前、このブログでも書いたが、

劇作家、演出家、俳優として日本のトップ3に入るであろう

野田秀樹さんの演劇ユニットである。

 

今年の頭には『足跡姫』という新作が上演し、盟友でもある

十八代目中村勘三郎さんへのオマージュというのが話題になり、

実際、劇場で涙した方も多かった。

 

【表に出ろいっ!】も中村勘三郎さんと2010年に野田さんが

一緒にやった芝居である。当時は娘役がWキャストになっていて

演劇界と歌舞伎界のトップ同士の共演で中々チケットが取れなかった

そう。残念ながら、この時、僕は演劇をまったく観ていない時期で

今、考えれば惜しい事をしたと悔やむばかりである。

 

今回の【表に出ろいっ!-One Green Bottle-】は9年ぶりの新作英語劇。

 

英語劇である。

 

正直、僕は野田作品は必ず足を運んでいるのだが、この作品に関しては

多分、スルーで来年の野田地図、何やるのか、誰が出るのかとばかり

考えていた。

 

結論から言うと、この作品。

プレビュー公演と本公演、2回観に行きました。

 

とてつもない面白さだった。

改めて、この公演に関して振り返ってみたいと思う。

 

作品のあらすじ、ネタバレなどは簡単には書きますが、

もっと詳しく書いている方も多いと思うので、そのあたりは

ググって下さい。

 

色々話す前にこの舞台の大まかな事を話しておきたい。

 

これは、野田さんとイギリスの役者、キャサリン・ハンター、

グリン・プリチャードの3人芝居である。そこに歌舞伎特有の

生演奏が加わるという非常に面白い構成になっている。

 

そして、さっきの英語劇という部分。

そう、これは日本語で展開されない。英語でのお芝居なのである。

 

なので、海外の友人が多い人やバイリンガル

レベルの人じゃないと何を言っているのか全く分からない。

 

そこで、日本語のイヤホン・ガイドというのが配られる。

 

これは、片耳にイヤホンを付けるとそこから日本語訳

(これも野田さんが訳したらしい)が流れ、観客は片耳から日本語、

片耳からは生の英語を聞きながら、鑑賞するわけである。

 

また、イヤホン・ガイドも豪華でキャサリン役を大竹しのぶさん、

プリチャード役を阿部サダヲさん、野田さんは野田さん自身が吹き替えを

している。

 

舞台のあらすじとしては、家族3人のお話。

 

父・母・娘。この3人のある日の夜を描いている。

3人それぞれが、出掛けたい用事があるのだが、

飼っている犬の出産が近い為、誰か一人が残らないと行けない。

 

しかし、3人共にそれぞれがあらゆる言い回しや皮肉を言いながら

自分の主張を通そうとする。それが崩れると、一人を見方にして、

2対1で、もう一人を追いつめる。

 

基本、コメディ要素の強い舞台だが、事態はどんどん深刻になり、

最終的にこの家族は破滅に向かっていってしまう不条理密室劇である。

 

あらすじだけでも面白いのだが、僕自身は何より、英語劇を日本語訳で

観るという【体験】をどうしてもしたくなり、ハロウィンの夜に池袋へ出掛けた。

 

ここからは写真と合わせてお送りします。

 

まず、今回のキャストの皆さん。

これだけで既にどれだけインパクトがあるかは分かるだろうw

 

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(左からグリン・プリチャード、野田秀樹、キャサリン・ハンター)

 

渋谷のハロウィンは今年も凄かったらしいが、池袋はショップの子が

ポリスコスしてるぐらいでした。

 

夜の東京芸術劇場

 

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綺麗である。僕はこの施設が大好きで、ここで演劇を観た回数は

かなり多い。クローズしてしまったが、渋谷のPARCO劇場と同じぐらい

来ているだろう。

 

会場のシアター・イーストはエスカレーターを下った所にある。

三谷幸喜氏の【不信〜彼女が嘘を付く理由〜】もここで観た。

 

300ほどのキャパの劇場で、演じる側と観客がとても近い。

 

施設内にはこんな感じの看板(モニュメント??)も。

 

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プレビュー公演はお客さんをいれての最終調整公演なので値段が少し安い。

とは言っても役者側は本番と変わらない気合いの入り方である。

 

劇場内で配られた、イヤホンガイド。

 

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とにかくこれを付けた時からドキドキした。

 

開演前は会場内のBGM(80年代のアイドルミュージックっぽい)が

このイヤホンからも聞こえてきており、よく、ミュージシャンがイヤモニと

いうのを耳に付けているのをライブや映像で見ると思うが、まさにあれに近いと思う。

 

いざ、暗転し、芝居が始まると、ここから吹き替えが聞こえてくる。

 

これ、どういう風に説明すれば良いかというと、例えば、テレビを2台用意

する。更に同じDVDを2枚用意して、片方を完全な英語(字幕もなし)、片方を

吹き替えで同時に再生し、観る。

 

それに感覚が似ているw

 

野田作品はかなり構成や言い回し、言葉遊びが複雑な所があり、

それが英語になってるので、何かを逃すともう後戻りが出来なくなるw

 

この1年でこんなに神経を使った時があったか??レベルで僕は鑑賞していた。

 

見終わった後は正直、放心状態というか、疲れきってしまいw

80分の短めな作品ではあるが、これが2時間とかじゃなくて良かったと思ったw

 

ただ、英語劇をイヤホンガイドで観るという新感覚。

 

そして、芝居上では、女性であるキャサリンが日本特有の頑固親父に

扮し、男性であるプリチャードが今どきの<親とかマジウザいんだけど>

的なJK(女子高生)に扮し(これ、イギリス人なのか、プリチャードの

スタイルが良いのか、普通に可愛かったw)野田さんはお得意の中年の

おばさん的な母親に扮し、時折、日本語のアドリブを入れてw暴れまくる。

 

何と言うか、ここまで観客を混乱させる作品もないと思ったが、

僕はプレビュー公演でその斬新さに興奮しまくり、本公演のチケット

を翌日には予約していた。

 

本公演は2週間後ぐらいに行ったが、若干演出に変更があった。

 

そして、入り口では小さめなパンプレット的な冊子が配られた。

 

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粋な計らいである。

 

本公演はプレビューを観ているので、ゆっくり観れた気がするが、

野田さんの暴れ具合は加速していたw

 

しかし、あのラストはゾッとする。

というか、あの子守唄(行った人は分かる)がある種のトラウマ的な要素を

持っており、頭の中で鳴り響いている。

 

僕はプレビューでは、この家族が最後に見たあの光景というのは

幻に近いモノなんじゃないか??とも思ったが、本公演を観た後、

ある仮説を考えた。

 

『神でも、泥棒でもいい、とにかく、水を一杯くれないか??』

 

確かこんな感じで芝居は幕を閉じるのだが、この1杯というのは、

もはや、家族であっても関係ない、自分だけに一杯欲しいという

人間が持ってる本能を表しているのではないだろうか。

 

そもそも、自分自身が表に出たくて、あらゆる工作をしてきた

家族である。最後の最後まで、自分だけは助かりたいという

人間の滑稽さを描いている様にも思えた。

 

プレビューと本公演を観て、思ったのは、芝居やエンターテイメント

に国境はないという事だ。英語だから、どうせ分からないだろうと

行くのを戸惑っていた自分は何て狭い世界で生きているんだろうとさえ

思った。

 

キャサリンもプリチャードも演技が大好きな人達なんだろうなぁ。

本当に上手かった。

 

そして、配られた冊子に野田さんが『なんでこんな面倒な事をするのか??

それはドキドキしたいし、ドキドキさせたいからである』と書かれていた。

 

野田さん、ドキドキしました。最高でした。

 

いつの日か、この3人の芝居がまた日本で観れたら良い。

あれなら、今度はイギリスまで行っても良い。

 

何かを伝えたいという気持ちにボーダーはないのだから。

 

onegreenbottle.jp

 

【やってみる】もし、村上春樹がサウナーでウェルビー今池に行ってレポを書いたら

<一章>

 

その時、僕は31歳であと、1ヶ月で32歳になろうとしていた。

 

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やれやれ、また歳をとるのかと美術館に展示されている

オブジェの様に身動きもせず、考え込んでいた。

 

すると、その呪縛を解く天の声の様に

「長らくのご乗車お疲れ様でした、次は終点、名古屋駅です」と

高速バスの運転手がマイク・アナウンスで告げた。

 

僕はバスを降り、名古屋の地に降り立った。

実に5ヶ月ぶりの事だった。

 

そのまま、地下鉄東山線に乗り込むと

文庫本を開き、今池まで向かった。

 

今池は平日昼間のせいなのか、ひどく【しん】としていた。

 

まるで、世界中の人類や動物、草木が滅亡し、

僕一人が取り残された様な気分になった。

 

今池の地下鉄の出口を出て、しばらく歩くと

【ウェルビー通】と書かれたアーチ状の文字が

僕の前に立ちはだかった。

 

「ウェルビー通」と僕はその言葉を反復し、深くため息をついた。

 

【ウェルビー通】を歩きながら、僕はジョン・コルトレーン

「マイ・フェイバリット・シングス」を口笛で吹いていた。

 

軽快なコルトレーンのテナー・サックスが間もなく

1コーラス目のサビのメロディーに到達したと同時に

僕はウェルビー今池にチェック・インした。

 

フロントにいたのは、40代後半ぐらいの男性で僕が名前を

告げるとあっという間にロッカー・キーを渡され、ひどく手際が良かった。

 

ロッカー・ルームに行き、館内着に着替えると

僕は館内の何処に何があるかをまず点検した。

 

そして、そのまま、浴室へ向かった。

 

浴室の脱衣所は都道府県別に分けられてあり、いささか

戸惑ったが、僕は大学時代に最初に寝た女の子が新潟県の出身

だったので、<新潟県>に館内着とボクサー・パンツを入れた。

 

浴室では間もなく、サウナ室で<サウナ・ヨガ>が始まろうとしていた。

ヨガのインストラクターは30代中盤ぐらいのショート・カットが似合う女性だった。

 

サウナはキャパシティも温度も悪くなかった。

 

彼女はヒーリング・ミュージックを小型のラジカセから流し、

サウナ室内の男達に様々な指示をした。

 

目を閉じろやら、足を組めやら、手を合わせろやら。

 

僕を含めた男達は普段やらない事を一通りやり終えると

まるで旧友であるかの様な奇妙な一体感を共有し合っていた。

 

サウナから出ると、先程の彼女が

次のサウナ・ヨガに向け準備をしていた。

 

僕は「サウナ・ヨガは奥が深い」と彼女に言った。

 

彼女は振り向き、僕の目をじっと見ながら

(もしかしたら、僕の後ろにある自分の勤務表を見ていたのかも知れない)

「サウナ・ヨガは奥が深い」と繰り返した。

 

「ねぇ、アナタ、見ない顔ね。この辺の人?」と彼女が聞いてきたので

僕は関東から来て、さっき名古屋に着いた事を話した。

 

彼女はさらに僕の目を食い入る様にじっと見て

「まさか、アナタ、サウナに入る為だけに

名古屋に来たなんて言うんじゃないでしょうね?」と言った。

 

「そのとおり」と僕は言った。

 

彼女はため息をつき、やれやれと言いながら、首を振った。

 

「ねぇ、今、平日の15時よ。今頃、アナタと同じぐらいの年齢の人は

ブラック・スーツを着て、髪の毛を黒くして、上司や取引先にヘコヘコ

して、住宅ローンや子供の教育費の為に必死に会社にしがみついているって

いうのに、アナタはサウナ・パンツだけでこうやって、サウナ・ヨガを

受けたり、お風呂に入ったりしているっていうのね?」と彼女は言った。

 

「そのとおり」と僕は言った。

 

彼女は更に深くため息をつき、首を振った。

 

僕は水風呂に入り、外気浴をしようと奇妙で複雑なダンス・ステップ

を踏みながら、外へ行こうとすると、さっきの彼女が

 

「ねぇ、アナタ、ロウリュとアウフグースの違いを200文字以内で説明出来る?」

と聞いてきたので、僕は「難しい質問だ。でも、好きなウィスキーの銘柄なら

言える。」と言った。

 

「ウィスキーの銘柄?」と彼女は言った。

 

「平日の昼間にヴェランダで飲むカティサークオン・ザ・ロックが好きなんだ。

アウシュビッツの様な閉鎖された時代の中で唯一落ち着けるひと時でもあり、

何より自由の象徴でもある」と僕は言った。

 

「アナタって変わってるわねぇ。ねぇ、この後もサウナ・ヨガが

あるから参加しなさいよ。せっかく名古屋まで来たんでしょ?

もう一度ぐらいサウナで身体を動かすのも悪くないんじゃない」

と彼女は微笑んだ。

 

オーケー、後でまた会おうと僕は言い、露天風呂への扉を開けた。

 

僕はプラスティック製の椅子に仰向けになり、雲一つない

青空を見上げながら、目を閉じた。

 

再び、浴室に戻ると、サウナ・ヨガにまた参加した。

 

そして、アメニティを点検すると、歯ブラシとT字型の

髭剃りとボディ・タオルを取った。

 

僕は身体を洗い、髪を洗い、シェービング・クリームで

丁寧に時間をかけて髭を剃った。

 

僕はサウナを5セットほど楽しんだ。

冷凍サウナや、からふろも悪くなかった。

 

からふろの中は【しん】としており、僕はセルフ・ロウリュ

をしながら、この9ヶ月間で寝た女の子の事を考えていた。

 

浴室を出ると、リクライニング・シートのある部屋で休んだ。

 

気が付くと僕は眠っていた。

 

短い夢の中で顔の見えない女が僕にまたがり、腰を動かした。

服を着ているか、着ていないかも分からなかった。

 

僕はその女の中で射精した。

 

起きると、時刻は21時を回っていた。

 

僕は大きく深いため息をつき、起き上がると今池の街へ出た。

 

しばらく歩くと、「味仙今池本店」という看板が見えたので

僕は入り、台湾ラーメンと手羽先を注文した。

 

店員は青いボトルに入った水とグラスを持ってきた。

 

台湾ラーメンも手羽先も悪くない味だった。

まるでもう数百回は食べているみたいに馴染みのある味でもあった。

 

僕はまた【ウェルビー通】を歩き、ウェルビー今池へ戻った。

 

浴室に入り、またサウナに入った。

ロウリュは毎時間、違う香りのアロマだった。

 

オレンジの香りの時はスクリュー・ドライバーが飲みたくなり

檜の香りの時は箱根に旅行をしたくなった。

 

夜の外気浴も悪くなかった。

 

レストランでビールを一気に飲んだ後、僕は

歯を丁寧に磨き、カプセル・ルームに入った。

 

僕は電気を消し、スマート・フォンにイヤホンを差し、

プリンスの「ゴールド・エクスペリエンス」をリピート再生にし、

それを聞きながら目を閉じた。

 

気が付くと僕は眠っていた。深い井戸の中へ沈んでいくみたいに。

 

 

<二章>

 

僕を起こしたのは、セットしたアラーム時計の音でもなく、

従業員の「お客様、おはようございます。只今、朝の8時半でございます」

という声でもなく、プリンスの「NOW!」と叫ぶ声だった。

 

僕はカプセル・ルームの中で起き上がり、プリンスの曲を止めて

眠っている間に「ゴールド・エクスペリエンス」が何回リピート再生

されたかを数えた。

 

そして、深いため息をつき、カプセル・ルームを出た。

 

僕はレストランに行き、ボリュームのある朝飯を

腹いっぱい食べ、食後に熱いブラックコーヒーを飲んだ。

 

チェック・アウトの時間まで僕はサウナ、水風呂、外気浴を楽しんだ。

朝一のロウリュも悪くなかった。

 

いささか、早いかと思ったが、僕は館内着を所定の場所に放り込み

ヨット・パーカーとブルージーンズに着替え、黒いリュック・サックを

持つと、フロントへ向かった。

 

料金を清算し、サウナの雑誌も購入した。

 

「ありがとうございました」

 

従業員の声を背に、白いテニス・シューズを履き、

僕はウェルビー今池を出た。

 

そして、【ウェルビー通】を歩き始めた。

 

今池から栄に移動し、5ヶ月前と同じ様に歩き回り、

名古屋駅に向かった。

 

知多半島ハイボールを飲ませてくれる店で一杯飲み、

僕は帰りのバス・ターミナルまで歩いた。

 

途中で立ち止まると、そこには【ウェルビー名駅店】

と書かれた看板のあるビルがあった。

 

いつの間にか、僕はつい先程までいたウェルビーグループの

系列店の前にいた。

 

僕は「やれやれ」と言い、また歩き出した。

 

ウェルビー今池の余韻を感じながら。

 

ありがとう。

 

※ウェルビー今池の体験を村上春樹風に書き直しています。

ハルキストからのクレームは一切受け付けておりません。

 

<<実際のレポはこちらから!>>


c-entertainment.hatenablog.com

 

<<所沢なびにて所沢ザ・ベッド&スパの支配人インタビューを配信中!>>

 

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【行ってみる】サウナー道 Vo6-サウナセンター大泉で感じた<ミニマムで良い>という事-

今年の後半は【サウナ関連】の記事しか書いてない。

そろそろ<サウナ・エンターテイメント>にブログ名が変わるでしょう。

 

という事で、今回もサウナに行った話です。

 

鶯谷という街は面白い所である。

東京キネマ倶楽部というハコもあるし、飲み屋もあるし、

前に紹介した<萩の湯>もある。(一応、記事は下に張っておきます)

 

その街に老舗中の老舗、サウナーからの信頼も絶大な

「サウナセンター大泉」がある。駅から5分ぐらいだろうか。

 

横断歩道を渡ると看板が見えて来ました。

 

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達筆ですね。

 

ちなみに渋谷loft9で開催されている「サウナイト」

というイベントで聞いたが、この文字を書いている方は

大島ラーメンのあの看板を書いている方と同じらしい。

 

比べてみよう。

 

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確かに同じ字体である。

世の中まだまだ知らない事が多いなと思う。

 

さて、早速、入ると、とても可愛い女の子の店員さんが。

アイドル・グループのセンターにいても違和感のない子だった。

 

受付に可愛い子がいるサウナ。

もうこの時点で元は取った様なモノである。

 

料金を払い、ロッカールームへ。

流石に長い歴史がある施設だけに、ロッカールームも渋い。

 

館内着に着替え、6Fへ移動する。

 

入ってみて思ったのは、実にシンプルだと言う事。

 

薬草的なお風呂、サウナ、水風呂しかない。

外気浴が出来るスペースやクール・ダウンスペースは

あるが、それ以外は髪や身体を洗う場所以外何もない。

 

早速、身体や髪を洗い、サウナに入る。

 

良い温度である。97℃〜100℃ぐらいかなぁと。

毎時間ロウリュもやっている。熱波もかなり熱く好み。

 

水風呂は16℃(だったと思う)で完全にオレのストライクゾーン。

 

外気浴スペースはよくある、露天風呂の横とか、外ではなく、

外階段への扉が開かれており、そこにベンチや椅子があり、

風を浴びれる感じになっている。

 

風鈴の音がまた涼しくてかなりととのう。

 

この外階段登ると何処に出るのだろう。

 

もしや、VIPのみが行ける最強の外気浴スペースが

屋上に広がっているのでは??などの妄想をしながら

サウナトランスを味わう。

 

お風呂も良かった。

ジャグジーも付いてたな確か。

 

嬉しいのは、サウナ前に水分補給スペースと

合わせて、食塩が置いてある事だ。

 

塩分を取る行為がサウナとここまで合うとは

思わなかった。

 

サウナと水風呂を何度も行き来し、あら、いいですねぇ

の波を何度も感じサウナ・トランスを何度もキメる。

 

館内着を着て、下の階へ。

 

楽しみな食事の時間である。

ここのメニューはまさに<オッサンの楽園>という言葉が

ぴったりで値段も安い。

 

サ道セット(小ビールとおつまみ一つを選べる)

でまず、アルコールを体内に入れ、前から絶対食ってやろうと

思っていた「ハムエッグ定食」を頼む。

 

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食う前にもうこれ、美味いだろって分かるビジュアル。

 

サウナ後の脱力感の中、ハムエッグ定食を食べる。

幸せってこんな事なんじゃないかとしみじみ思う。

 

更に下に降りると、休憩スペース。漫画も大量にある。

電源付きデスクもあるので、作業も出来る。

 

オススメなのが、2Fにある仮眠室。

ベッドがかなりの数あり、泊まる事も出来る。

 

ここで、サウナ2ラウンド目に備えて休む。

そして、また6Fへ行き、サウナを堪能する。

 

よく考えたら、色々なお風呂があるスーパー銭湯みたいな

のも勿論良いけど、これだけ、サウナをガチで堪能出来る

場所はないなと思った。

 

シンプルイズベスト、ミニマム思考なオレはとても気にいった。

 

萩の湯とハシゴも出来るね。いやー、いいサウナでした。

ととのった!!!

 

<萩の湯レポ>

 

c-entertainment.hatenablog.com

 

《所沢なびにてベッド&スパの記事も書いてます!》

 

tokorozawanavi.com

 

 

 

 

 

 

【行ってみる】サウナー道 Vo5-ウェルビー今池で至上最高にととのった件に関して-

今年は2回、名古屋に行った。

(来年は3回の予定である)

 

1度目は春。これは仕事も兼ねていたが、

サウナーの中でも有名なウェルビー栄に行った。

 

ここで初めてロウリュを経験する。

 

そして、2度目は先月の中旬だった。

「ウェルビー栄も良いけど、ウェルビー今池はもっと凄いぜ」

という噂を確かめたく名古屋へ向かった。

 

今回の目的はただひとつ。

【ウェルビー今池でどれだけととのえるか】

これだけである。

 

名古屋に着き、洗脳された様に今池に向かう。

 

基本は栄〜大須あたりをブラブラしているので

今池という場所は初めて行った。

 

最後の晩餐に食べたいメニュー1位の

スガキヤを堪能した後、さっそくウェルビー今池に向かう。

 

何故、こんなに早く行くのか。

 

15時からの女性インストラクターによる

サウナヨガに間に合わす為である。

 

すると、見えて来た。

ウェルビー通りが。

 

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こんな通りがある所にウェルビー・グループの力を感じる。

更に歩くと、入り口が見えて来た。

 

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早速、中に入り、受付を済ます。

 

浴室へ向かい、館内着を脱ぎ(入り口に麦茶が置いてある)

快楽の扉を開く。

 

そこには美しい光景が広がっていた。

ジャグジー、日替わり湯、ドライサウナ、冷凍サウナ、水風呂。

外には露天風呂もあるようだ。

 

落ち着く。これを味わう為に数百キロの道のりを来たのだ。

即、サウナヨガが始まった。

 

インストラクターの女性の誘導に合わせ、目を閉じ、

足を組んだり、手を組んだり、片足で立ったりする

男達。平日の15時である。

 

サウナでヨガというのは中々面白い体験だった。

(この数分後、もう一度、参加した)

 

ロウリュの時間帯を確認し、まずは身体や髪を洗う。

ロウリュは大体、1時間に1回ペースだった。

 

ウェルビー栄で初ロウリュをした時のとてつもない熱さには

驚いたが、ここ今池のロウリュも中々熱い。

 

だが、この5ヶ月の間にその他入浴施設で修行してきたので

耐久力は出来た様に感じた。

 

水風呂は14℃。中々の強敵である。

約1分ほど入り、外へ移動する。

 

そこには露天風呂と、噂のからふろがあった。

一人で出来るセルフ・ロウリュというやつである。

 

椅子に座り、休憩する。

 

サウナに入る為だけに名古屋まで来る。

端から見れば、おかしいのかも知れない。

 

でも、良いのだ。オレにとってサウナはもう

戦友でもあり、親友でもあり、人生の一部なのである。

 

目を閉じそんな事を考えていた。

 

この後、ロウリュに何度も参加し、調子に乗りすぎたのか、

1時間ほど、椅子で気を失ってしまったw

 

日替わり湯は確かコスモスとかだったと思うけど、

ピンク色の綺麗な湯だった。(翌日はトウモロコシの湯でイエローだった)

 

そうだ、からふろの存在も忘れては行けない。

 

畳2枚ほどの空間にサウナ石があり、薬草的な

モノが入った水の壷があり、それをかける。

 

茶道室とかに入った感覚に似ている。

世の中と遮断し、自分を振り返る。

 

修行僧になった気分だった。これは面白いと思う。

 

館内着を着て、リクライニングシートに横になると

やはり、長旅の疲れとテンションを上げすぎたのもあり、

数時間爆睡してしまう。

 

起きて、着替えると急いで今池の街へ出た。

もう一つ、来た理由があったのだ。

 

ミュージシャン、劇団関係者がほぼ必ず打ち上げに

使うという台湾ラーメンでお馴染みの【味仙今池本店】

に行く事だ。

 

名古屋飯と呼ばれるモノは全て食べて来たが、台湾ラーメンだけ

はまだなかった。オレは早速店内に入り、台湾ラーメンを頼む。

 

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味は思ったより辛くなかった。麺のコシもあり、凄く美味しかった。

ちなみにこれと一緒に頼んだ手羽先が死ぬ程美味かった。

もはや、世界の山ちゃんレベルではない。ひっくり返る美味さだった。

 

ウェルビー今池に戻り、またサウナを味わう。

夜空を見上げながらの外気浴は至福のひとときだ。

 

館内をウロウロし、漫画を読み、なんと、受付で

あの廃刊になってしまったサウナー伝説の雑誌

【Saunner】を見つけ発狂し、即購入する。

 

カプセルに入り、眠る。冷房も効いてて良かった。

 

朝起きて、朝食バイキングを食べ、サウナに入る。

早朝ロウリュも勿論参加する。

 

チェック・アウトギリギリまで畳の漫画ルームで過ごし、

名残惜しいが、ウェルビー今池を後にする。

 

素晴らしかった。

 

アメニティの補充、麦茶の補充、レストランの味、

清潔さ、合理的な建物の仕組み。スタッフの方の努力に

感服した。

 

ウェルビー栄も最高だが、この今池は凄い。

スカイスパYOKOHAMAと張り合える最高のサウナ施設だった。

 

その日の夕方、名古屋を後にした。

ととのった。来年、また今池に上陸出来る日が楽しみで仕方ない。

 

www.wellbe.co.jp

【やってみる】ベッド&スパでのケロ・ロウリュの感想を稲川淳二風に語ったら

実はワタシ、サウナが大好きなんですよ。
あまり普段は言わないんですがね。えぇ。

 

もう40年以上前になりますがね、当時、ワタシ、
オールナイトニッポンのディスクジョッキーをやってましてね、
2部を担当してたんですよ。で、2部は3時から5時までなんですよ。

 

で、番組が終わるとその当時のディレクターがね、
「淳ちゃん、これからサウナ行かない?」なんて言うもんだから
「はい、よろしくお願いします」なんて言いましてね、よく行ったもんですよ。

 

まずは、シャワーで身体の汗をシャーって流してね、
それで、サウナ室に行く訳だ。

 

当時の事ですからね、扉も立て付けが悪くて
開けるとギィーって音がしてね、まぁ、中もそんな広くないんですよね。

 

早朝ですから、ワタシとディレクター以外、だぁ〜れもいない。

 

テレビがサウナ室にある様な時代じゃないですからね、シーンとしてるわけだ。

 

入ってるうちに、汗がジワジワ出てきましてね、
背中の真ん中を汗がツーッと流れていくんですよ。

 

「そろそろ、淳ちゃん、水風呂だね」って言うもんだから
ワタシも掛け湯っていうんですかね、汗を流して、水風呂に片足を入れるんですね。

 

慣れていても、「うぅ!」って喉の奥で声が出ちゃうんですよ。
で、肩まで浸かってしばらくいると、これが気持ち良いんだ。

 

2分ぐらいでしょうかね、水風呂を出て、今で言えばプラスチック製の椅子
の代わりと言うんでしょうか、木の椅子が置いてありましてね、それが露天風呂の
所に置いてあるわけだ。

 

そこによっこらせと腰掛けて、目を閉じるんですよねぇ。

 

とね、急に身体が重くなってくるんですよ。
おかしいなぁ、誰かワタシの上に乗ってるんじゃないかなと思う訳ですよ。

 

でも、目を開けるとだぁ〜れもいない。ただ、身体は重いままなんですよ。
そのうち、疲れもありますからね、うつらうつらしてくるんですよね。

 

まぁ、そんな事、よくありましたよ。

 

でね、前置きが長くなりましたが、

これはあるサウナ施設で実際に起きた事なんですよ。

 

所沢に住んでる方で仮にA君とでもしておきましょうか。

 

A君、その日、用事も終わったんで、何しようかなぁ何て考えていたら、
そうだ、サウナでも行って気分転換しようと思ったわけだ。

 

あまり詳しくは言えないんですがね、

所沢の東口を出て、2〜3分ぐらいでしょうかねぇ。

 

受付が3階にありましてね、アスファルトの階段をカッ、コッ、カッ、コッと
上がっていくと「いらっしゃいませ〜」なんて元気な声の店員さんがいるわけだ。

 

A君、その日も「3時間でお願いします〜」って言ってさっそく、

ロッカーに行きましてね、服を脱いだり、荷物を置いたりして、

中に入って掛け湯をして、お風呂に浸かってね、「気持ち良いなぁ」

なんて思ってたんですよねぇ。

 

実はA君、ここのサウナにはよく来てはいるんですけどね、
今日はちょっといつもとは違った楽しみがあったんだ。

 

ロウリュって皆さん、ご存知ですかね?

 

サウナストーンって熱〜い石がありますよねぇ、そこにアロマのいい香りの

する水をかけて、蒸気を拡散させるわけですよ。それを熱波師さんが

一人、一人、煽ってくれるですよ。

 

これがと〜っても気持ち良いんですよ。

 

でね。このサウナ施設にあるケロサウナというのがあるんですが、

そこでロウリュが始まる事になりましてね、普段はミストサウナの方で

やっているんですよ。

 

だから、A君、それを目的に来た様なもんですよね。

 

身体を洗って、頭も洗って、もう準備万端ですよぇ、A君、
ケロサウナに向かったんだ。

 

とね。
誰かに見られてる様なそんな視線を感じたんですよ。

 

A君、入り口付近を見たんだ。
と、オバさんがこっちをジーっと見ながら、おいでおいでしてる。

 

それ、アカスリのオバさんだ。

 

ただ、A君、今日はケロサウナのロウリュを楽しみに来てますからね、
急いでケロサウナの扉をギィーって開けてバタンと閉めて飛び込んだんですよ。

 

しばらくすると、アロマ水を持ってきた店員さんが来ましてね、
ケロロウリュが始まったんですよねぇ。

 

室内に蒸気が充満しましてね、A君、もう少し温度が高ければ
なぁと思ったんですが、熱波もおかわりを頼みましてね、存分に楽しんだわけだ。

 

さぁ、サウナの後は水風呂ですよ。

 

サウナ好きな方ならご存知かも知れませんが、サウナは水風呂が
メインイベントなんですよ。

 

ここのサウナは水風呂がそうとう冷たくてですね、A君、お気に入りなわけだ。

 

掛け湯をして、A君、水風呂に入って、肩まで浸かった瞬間
「うぅ!」喉の奥で悲鳴を上げた。

 

違う。

いつもの水風呂じゃない。

 

A君、恐る恐るゆ〜っくり振り返ったんだ。

 

水温計の数字を見て、A君、ゾーっとした。

 

そこには、18℃ってあったんですよ。

その時、A君、このサウナの公式ツイッターのツイートを思い出したんだ。

 

【これから毎週、月曜は水風呂、18℃になります】

 

その日は月曜だったんですよねぇ。

 

ただ、A君、それからすっかりその温度が気に入ったみたいで
「稲川さん、それから、そのサウナには月曜日に行く様にしてるんですよ」
って話してくれましたよ。

 

これ、2017年8月14日に起こったお話です。

 

いや〜、不思議な事ってあるもんですよねぇ。

 

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【やってみる】もし、村上春樹がサウナーで池袋タイムズスパレスタに行ってレポを書いたら

シーサー・ホテルの夢を見る。

 

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僕の中で実際にシーサー・ホテルは存在する。

 

そのシーサー・ホテルのプール・サイドに置かれた

プラスチック製の椅子に寝っころがり、ピナ・コラーダを飲む。

 

そこからは青い海と白い砂浜が遠くに見え、旅行代理店

の沖縄旅行のパンプレットに【本当の自分を探しに行きませんか?】

というありきたりな事しか考えられないコピー・ライターが

書いた文章と一緒に載っている風景がそのままの状態で広がっていた。

 

やれやれ、と思いつつ僕は沖縄の風を感じながら、目を閉じる。

 

「お客様、お客様、大丈夫でしょうか?」

 

気が付くと、僕の目の前にはアロハ・シャツを着た

20代前半だろう女性店員が立っていた。

 

僕はその日、池袋にいた。

 

そして、エレベーターを11階で降り、ロビーに進み、

白いテニス・シューズを脱ぎ、37という靴箱の札を持ち

フロントに向かった。そこまでは覚えている。

 

どうやら、僕はまたシーサー・ホテルの夢を見ていた様だった。

 

女性店員はやれやれと首を振り、

「お客様、この施設は初めてのご利用でございますね?」

と聞いてきたので「そのとおり」と僕は言った。

 

彼女はその施設のシステムを細かく説明してくれた。

 

次回から利用出来る会員証が無料で作れるというので

いささか、面倒であったが、僕は氏名・住所・年齢・職業・

メールアドレスを書き、彼女に渡した。

 

10秒もかからない内に会員証を渡され、

館内着が入ったバッグを渡された。

 

「君は実に手際がいい。今日はサウナに入りに来たんだ。その後に

この下の階で良かったら、一緒にビールを飲まないか?」と僕は聞いた。

 

彼女は周りの同僚の様子を伺いながら、僕に

「あなたって少し変わってるわよ。勤務中にそんな事出来るわけないでしょ?」

と言った。

 

「確かに。でも僕にとってはこれが普通なんだ」と告げ、

改めて彼女に礼を言うと、ロッカー・ルームに向け、歩き始めた。

 

フロント付近では【沖縄フェア】というイベントが行われていた。

 

僕が歩いて行くと、そこにいる店員が頭を下げ通り過ぎて行った。

 

リゾート・ホテルの様な内装と相まって、僕はまるで

どこかの大富豪か石油王にでもなった錯覚に陥っていた。

 

ロッカー・ルームに着くと、僕は丸首の黒いTシャツと

コットン・パンツを脱ぎ、靴下とボクサー・パンツも脱ぎ捨て

全裸になった。荷物も全てロッカーに入れ、鍵をかけた。

 

スパの入り口が開くと、そこは薄暗く心地よい香りがした。

 

軽くかけ湯をすると、僕は、ジャグジータイプの風呂に入った。

気が付くと、プリンスの「パープル・レイン」を口笛で吹いていた。

 

湯を出ると、僕は身体を洗い、顔を洗い、髭を剃り、

髪の毛を洗った。

 

19時近くになり、アウフグースが始まるという30代前半ぐらいの

男性のアナウンスがあったので、僕はフィンランド・ドライ・サウナ

へ移動した。

 

ドアを開けると一気に熱風が僕の身体を包んだ。

かなり温度の高いサウナである事は一瞬で分かった。

 

まるで、砂漠地帯に一人置き去りになった様な気分になった。

 

数分経つと、男性店員がアロマ水を持ち、サウナに入ってきた。

 

僕はタオルを頭からかけ、背中を丸め、その熱波を浴びた。

 

アロマはペパー・ミントの香りだった。

僕は無性にモヒートが飲みたくなった。

 

「以上を持ちまして、19時のアウフグースを終了させていただきます」

男性店員の声と共に拍手が起こった。まるでニューヨークのブロードウェイ

ミュージカルのカーテンコールの様だった。

 

僕は樽の掛け湯(これはサウナ施設としては珍しいモノだった)

をし、16度の水風呂に入った。身体全体が水と一体化していくような

奇妙な感覚を僕は味わっていた。

 

そのまま、外に置いてある、椰子の木を使って作った様な

椅子に座り、足を伸ばした。

 

上を見上げるとそこにはどんよりとした雲が広がり、

残念ながら、池袋の夜空からは星も月も見えなかった。

 

しかし、段々と身体全体が重くなり、僕は宇宙へ旅立った。

サウナ・トランスと呼ばれているが、これを他人に話すと

幾分かの時間がかかるし、何をどう話しても中々理解してもらえない。

 

まるで、いくら掃除をしても

「○○さん、まだここ埃が溜まってますよ」と言ってくる姑と

「お義母様、私は1日、2回もそこを拭いているんですよ」と

いう嫁との攻防みたいに。

 

なので、僕はサウナ・トランスってどんな感じと聞かれた場合は

「セックスで言えば、射精した時の感覚だよ」と答える様にしている。

 

女性に言うと大体やれやれという顔をされるが、

本当にそうなのだから、仕方がない。

 

僕は、またサウナに戻り、2セット繰り返すと

館内着に着替え、下の階に降り、ビールを頼み一気に飲んだ。

 

フロントのあのアロハ・シャツの彼女は来るかなと思っていたが

予想通り来なかった。

 

リクライニングシートに座り、何の意味もないが

テレビを付け、くだらないミュージシャンもどきしか出ていない

音楽番組を観たりしたが、すぐに消して、サウナに戻った。

 

その後、僕は5セットほど繰り返した。

 

21時にはまたアウフグースがあったので、

さっきより一段高い場所でその洗礼を受けた。

 

外気浴をしながら、僕は、ろくでもない仕事の事やら、

この数ヶ月で寝た女の子の数やら、フロントにいた彼女が

どんな形や色のブラジャーを付けているのかやら、この夏は

何で雨ばかりなのかやらを考えていた。

 

そして、ビートルズの「レット・イット・ビー」をハミング

したりした。

 

沖縄の変わり湯も楽しみ、僕は23時30分過ぎにその施設を

出た。フロントのあの彼女はもういなかった。

 

エレベーターを降り、駅に向かい歩き始めた。

また、雨が降り始めていた。

 

僕は今夜もシーサー・ホテルの夢を見るのだろうか。

 

僕は「タイムズ・スパ・レスタ」と言葉を反復し、

その施設を見上げた。いいサウナだった。

 

ありがとう。

 

※サウナ体験を村上春樹風に変えてありますのでご了承下さい。

 

www.timesspa-resta.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

【読んでみる】phaさん「ひきこもらない」は心が洗われる極上のエッセイ

日本一の元ニートとして様々なメディアやイベントで

本の執筆、ギークハウスというシェアハウスの運営など

を行っているphaさん。

 

僕がとても尊敬している方でもあります。

 

そんなphaさんの新刊「ひきこもらない」が発売されました。

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僕は電子書籍で購入したんですが、これが本当に面白い。

 

幻冬舎plusからの掲載や、ブログからの掲載や、書き下ろしなど

ここまで心地よい作品もないなと思います。

 

僕が好きな項目を取り上げて紹介したいと思います。

 

【夕暮れ前のファミレスで仕事がしたい】

 

家で仕事が出来る人。家で仕事が出来ない人。

その2パターンに人が分かれるという冒頭が始まり

ここでとても引き付けられます。

 

僕は丁度中間というか、最近は自宅作業が多いですが、

外(カフェなど)で作業する事は多いです。

 

特にこの中で書かれているサイゼリアでの作業は

ランチタイムとディナータイムの間の空白の時間で

作業をするのが効率が良いというのは、共感しました。

 

そして実践しました。

 

ご飯も食べるし、ドリンクバーも付くし、

唯一、Wi-Fiがないのが(ポケットWi-Fiがあれば別ですが)

悩む所ですが、文章系の作業は捗ります。

 

サイゼリアは凄いですね。

ここまで安くて味も良いファミレスは他にないと思います。

 

この項目の重要な部分は空白の時間を見つけるという事です。

 

これは、フリーランスニートや引きこもりの特権というか、

普通にサラリーマンだったら中々実践は難しい様な気がします。

 

最近はサイゼ作業はしてないので、近々行きたいと思います。

 

【行くあてはないけど家にはいたくない】

 

何と言うか、共感の一言。

僕は人生全てを投げ出して失踪したいという気持ちに最近はよくかられます。

 

そして、行った先で普段と同じ事をやる。

大事なのは、住まいと行く先との距離。

 

家で病むより、遠い場所で病んでいた方が

物事を客観的に考えれる。

 

それはとても良いなと思うし、僕自身、そう思うタイプです。

 

今月、とある場所に強制的に行きたいと思ってます。

そこで何を考えるかはそこで考えます。

 

【理想のサウナを求めて名古屋へ】

 

phaさんは漫画家のタナカカツキさんの「サ道」を読んで

サウナにハマっていったとおっしゃってますが、僕はこの

記事を読んで、サウナにハマりました。

 

ここではウェルビー栄での体験記が書かれてますが、

僕も今年の4月にウェルビー栄に行きました。

 

一言で言えばもう最高。

ロウリュ(アロマ水を熱した石にかけ、体感温度を上げ、熱波を送る事)

を初めて体験したのもここです。

 

散々サウナに入ってロウリュを浴びて、漫画を読んだり、

ここは天国なんじゃないか??と思う程、素晴らしい施設でした。

 

ここから僕のサウナーとしての活動が始まり、横浜のスカイスパYOKOHAMA

所沢のベッド&スパ、新宿のテルマー湯、近所のスーパー銭湯など。

 

基本サウナ5セット〜7セットを基準にサウナライフを楽しんでます。

 

ウェルビー今池はもっと施設として素晴らしいらしいので、

年内には行く予定です。

 

【ぼーっとしたいときは高速バスに乗る】

 

これも最高ですね。

僕も高速バスには数百回以上乗っているので

共感満載でした。

 

名古屋には最近、必ず高速バスに乗って行きます。

 

新幹線は確かに早いし、楽なんですが、

ダラダラと移動するのも乙なモノです。

 

色々考え事が出来るし、途中の休憩エリアで

食べたいと思うけど、時間までにバスに戻れないから

絶対に食べれないその土地の名物。

 

無料のお茶を持ち、バスに戻るしかないある種の哀愁。

 

名古屋行きのバスの運転手さんはとてもスキルが高く

毎回感心してばかりです。

 

高速バスの旅、仙台や新潟にも行ってみたいなと思います。

そして、僕も昼便派です。

 

【冬とカモメとフィッシュマンズ

 

まるで純文学の様に素晴らしい文章。

 

京都の鴨川を舞台にphaさんの大学時代をメインに

描かれる世界観は絶品です。

 

フィッシュマンズの死んでしまったVoとそれを

教えてくれた友人の死、音楽を聴く事によって思い出される

過去の記憶。

 

確かにこんな鴨川みたいな場所が関東にはない。

 

こんな場所があれば良いなと思った。

 

映像が浮かんでくる様な、その時の思いを切り取った様な

世界観にphaさんの才能をとても感じます。

 

という感じで、まだまだ素晴らしい項目があり、紹介しきれない

ですが、買って損する事は絶対にないです。

 

何回も読み返しています。

僕にとってのサウナの師匠はphaさんです。

 

是非、読んでみて下さい。

 

ひきこもらない (幻冬舎単行本)

ひきこもらない (幻冬舎単行本)